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最早残骸
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アニメ監督・飯田馬之介・オフィシャルサイト
【2ch】ニュー速クオリティ:アニメーション監督、飯田馬之介さん死去
 惜しい方が次々と亡くなっていきます。本当に残念です。
 飯田監督は僕にとっては機動戦士ガンダム第08MS小隊でのお仕事が印象深いです。
 08は当初バイファムやドラグナー等で知られる神田武幸監督の下で製作が始まりましたが、途中で神田監督がお亡くなりになったため後を引き継ぐ形で飯田監督のもとで製作が行われました。神田監督時代は戦時下で描かれるどこか憎めないヒューマンドラマのようなものを目指していたようですが、飯田監督はその結果の作品(=08の序盤)に不満を持っていたそうで自身が監督になった後は脚本を大幅に書き換えていきました。結果スケジュールが遅れ予定されていたより発売巻数は減ったそうですが(そのことがラストリゾートの発売に繋がったとか)、あの壮大なラストシーンを持つ作品となりました。
 ↑の話を僕が読んだ本が手元に無いため自信が無いですが、僕の記憶が正しければ6話位までは神田監督の作品で、それ以降が飯田監督の作品だったと思います(ちなみにクレジットはどこかでずれています)。実際見比べてみると、序盤は癖の強いキャラがドタバタとしているという感じの作品ですが途中から急激に真面目で重たい雰囲気の作品に変わっています。
 特にメカ描写はとても力が入っており、震える山でのEz8とグフの死闘はガンダムシリーズでも屈指の出来といえるでしょう。あのシーンは飯田監督が日常風景にMSが紛れ込んだら、というモチーフで実際の風景にMSを重ねて描いてイメージしたそうで、Ez8が倒れて電線が切れるシーンはMSの大きさを日常と対比させて巧みに描いていました。監督が演出して以降の08ではMSが非常に遅く、重たく動いており(もともと08のコンセプトは重力化での重厚なMS描写だったのでより強められたというか)、18mの巨人を見ているということを強く感じました。
 加えて、同本にてシローとアイナの恋愛をより真剣に行わせた、というような趣旨の発言もなさっており、それが雪山でビームサーベルで沸かしたお風呂につかるという衝撃的なシーンへと繋がったそうです
 そのほか08で思い出すのは、飯田監督はGONZOに所属していたためクレジットでは名前の後に(GONZO)と書かれていたこと(DVDボックス版。ビデオ版とかはどうか覚えてませぬ)。
 いずれにせよ、08はとても好きな作品であり、特に後半の方が好きな身であるため非常に飯田監督はとても”重要な”監督でした。他の監督作品をほとんど見ていないため氏の作風に関して何か言うことはできないしその権利も無いのですが、少なくとも08は神田監督の後任を飯田監督が継いで下さったことはとても良いことだったと思っています。そんな監督が、まだお若いのにお亡くなりになったことはとても残念です。心からご冥福をお祈り申し上げます。
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